竹炭は環境に優しい
竹炭の原料である竹について学びましょう。竹じいは自然を守ることにもとても熱心です。
竹炭が持つ環境性能も大変気に入っています。 |
竹林を見ながら:竹炭ってどんなん?
|
炭子 |
最近おじいちゃんは竹の炭をたくさん作っちょるけど、竹炭って何に使うの? |
炭じい |
竹炭はのお、名前の通り竹で焼いた炭じゃが、まんず竹について教えてやろうかいのお。 ほら、ここの裏山は全部ワシの竹林じゃよ。
竹はどえらい成長が早い のお。
竹の子堀っとるうちに、ケツをつつかれるくらいに早いでのう。
そうじゃな。1日で竹次郎の背丈位伸びるかのう。 |
炭太郎 |
それじゃあ。1日で 1mかあ?
すっげーなあ。
俺も大きくなりてえなあ〜。 |
|
そうじゃな。
竹太郎も竹みたく たくさん栄養摂れば大きくなれるぞい。
じゃから竹の子ほりの季節は忙しいのお。
ちょっと油断すると、すぐに大きくなってしまうからのお。 まあ、そんだけ生命力があるっちゅうことかのお。
じゃけど、最近は竹林が荒れてきたのお。
昔は、竹は色んな物につかっとたでな。 何かしら作るときは竹を切りにいったもんじゃよ。 じゃから、何処の竹林も人が よお入って、手入れされとったよ。
ここの竹林はきれいじゃろ。 竹の子も採りやすいし、下草もちゃんと生えるようになっとって竹林が生き生きしちょるわな。
今は、何でもプラスチック製品じゃから、竹の活躍するところも少なくなったのお。 じゃから竹林も手入れされんくなって、森林を浸食しとるそうじゃ。 ええもんじゃがのお 竹は。
|
|
おじいちゃんが使っている竹ってどんな竹なの?
|
|
これは孟宗竹(モウソウチク)ゆうやつじゃな。
孟宗竹は、成長が早くてのお。 切ってもどんどん増えてくれるから、無くなる事はないのお。 それに竹の子も旨いしのお。
ええ竹じゃよ。
じゃけんども、この孟宗竹ちゅうんは、日本生まれじゃないんじゃよ。
なんでも、江戸時代に中国からやって来たらしい。
じゃけど、孟宗竹を使おた色んな伝統工芸品もあるようじゃから、もう日本の竹みたいなもんじゃよ。
|
|
おじいちゃんは竹で色んな物作るけど、竹炭作るのもとても好きだよね。 |
|
そうじゃな。
木は採ってくると、その林はなかなか元にもどらんが、竹はどんどん増えるから、山を痛めん でもいいしのお。
山は、大事じゃから、これ以上あんまし木を切りたくないんじゃよ。
ええ山はええ川を作る。 山がダメになると川もダメにる。
結果魚も何も採れん様になるんじゃ。 川ちゅうのは環境の象徴やな。
環境の大元は山じゃ。 山は大事にせにゃあならんよ。 そういう気持ちがあれば自然と街もきれいになるもじゃがの。
一口メモ・・・・炭の環境性能
今地球は二酸化炭素の増加による温暖化現象が大きな問題になっています。 皆さんも御存知の通り温暖化現象の大きな原因は石油や石炭などの化石燃料の使用による2酸化炭素の放出です。
その点竹炭は原料がすぐに再生可能な竹ですし、竹にある炭素を70%以上固定する事が出来ます。 また、炭にすることによって竹にままの状態よりも長い間炭素を固定することが可能です。大変環境に優しい物質なのです。 |
|
|