竹炭の作り方／竹炭、竹酢液って何なんさ？

竹炭の作り方竹炭の焼き方について簡単に学びます。竹じいは竹炭を昔ながらの土窯で焼いています。
炭焼き窯で：竹炭はどうやって作るの？
炭子	おじいちゃんは、夜中にもここに来たりしてるけど、何をやってるの？
炭じい	竹炭ちゅうのは、随分手間が掛かるでのお。それに竹炭焼きちゅうんは、焼くだけなら素人でも比較的簡単に焼けるようにはなる。　じゃが、ええもんを焼くのが結構むずかしゅうて、これが又色々面白い所じゃな。まずは、竹炭専用の窯から造らないかん。　今では簡単に機械でも作れるがワシはやっぱり土釜がええのう。この土釜を造るのも人に手伝ってもらっても１ヶ月はかかるのお。　それに窯は出来てからも慣らしが必要じゃ。　窯の土が落ち着くまではええ炭は焼けんのじゃ。ワシが使っておるのは孟宗竹じゃが、竹にしてもとってきた竹を窯の中に入れる前に、しっかり乾かす為に１ヶ月から３ヶ月は置いておいて水分量を調節せないかん。これをしっかりやっておかんと見栄えのええいい炭は出来んのお。こうやって置いておいても虫に食われることもあるで、注意が必要じゃな。
炭太郎	次に、竹を釜の大きさにあわせて切って割るんじゃ。こっちに釜は１．2mくらいやな。
	そうじゃ。竹太郎がよお手伝ってくれるが、置物に使う竹炭の注文によっては丸竹のまま入れる場合もあるな。　丸竹炭の置物は結構美しいもんじゃよ。　次に釜の中に入れるんじゃが、竹の場合どうしてもかさばるじゃろお。　じゃから窯の中に入れる量が木炭に比べると少なくなるんじゃよ。じゃから、竹炭はなかなか量が出来んでのお。　なかなか手間が掛かる割りにはお金にはならんよ。同じ釜で１回焼いても、、竹炭は木炭の半分もできんからのお。後は、口焚きじゃ。これは釜の入り口の所で蒔を燃やして徐々に釜の温度を上げていくんじゃ。　ここからは経験じゃな、竹の色、煙の色、釜の温度色んなもんの様子を見ながら釜んなかの様子をしっかり調節していくよ。　このときが一番気い使うな。こん時は寝られんしな。　じゃけんども、不思議と楽しいもんじゃよ。最後に、炭のできあがりを見極めて空気孔を完全にふさいで冷やして出来上がりじゃ。
	そうすると、こういう竹炭になるのね。
	そうじゃ。ワシの場合は季節にもよるが１つの窯で約１週間くらいで回すな。